LINE TEL メール

腰-おしりの痛み/重さ

腰痛の原因となる疾患の解剖学的な解説

「また腰が痛くなってきたな…」「おしり、もも裏がジンジンする…」
そんな風に思っていませんか?
日常生活を送る上で、腰の痛みは大きな負担になりますよね。 座っているのも辛い、立っているのも辛い、歩くのも辛い…

「どうしてこんなに痛いのだろう?」 「もう治らないんじゃないか…」

そんな不安を抱えている方もいらっしゃるかもしれません。
このページでは、腰痛の原因について、わかりやすく解説していきます。
原因を知ることで、解決の糸口が見つかるかもしれません♪
「一人じゃない」ということを知って、一緒に腰痛と向き合っていきましょう。

椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニアは、椎骨と椎骨の間にある椎間板が損傷し、中の髄核が飛び出して神経を圧迫することで起こる疾患です。

  • 椎間板の構造: 椎間板は、外側の繊維輪と内側の髄核から構成されています。髄核は水分を多く含み、クッションの役割を果たします。
  • 神経の圧迫: 飛び出した髄核が、神経根を圧迫することで、痛み、痺れ、運動麻痺などの症状が現れます。
  • 解剖学的特徴: 椎間板は、腰椎のどの部位でも発生する可能性がありますが、L4-L5、L5-S1の間に多く見られます。

脊柱管狭窄症

脊柱管狭窄症は、脊髄が通る脊柱管が狭くなり、神経が圧迫されることで起こる疾患です。

  • 脊柱管の構造: 脊柱管は、椎骨が積み重なってできたトンネルのような空間で、脊髄が通っています。
  • 神経の圧迫: 脊柱管が狭くなることで、脊髄や神経根が圧迫され、痛み、痺れ、運動麻痺などの症状が現れます。
  • 解剖学的特徴: 狭窄が起こる部位によって、症状が異なります。

腰椎分離症・すべり症

腰椎分離症は、椎弓部分が骨折することで、椎体が不安定になる状態です。すべり症は、分離した椎体が前方にずれてしまう状態です。

  • 椎弓の構造: 椎弓は、椎骨の後方を覆う弓状の部分で、脊髄を保護する役割があります。
  • 椎体の構造: 椎体は、椎骨の前面にある部分で、体重を支える役割があります。
  • 解剖学的特徴: 腰椎分離症は、スポーツなどによる繰り返しの負荷が原因となることが多いです。

仙腸関節

仙腸関節は、仙骨と腸骨が結合する関節で、体幹と下肢を繋ぐ重要な役割を果たしています。

  • 関節の構造: 仙腸関節は、非常に強固な関節ですが、わずかな動きは可能です。
  • 疼痛の原因: 仙腸関節炎など、この関節に炎症が起こると、腰痛や臀部の痛みを引き起こします。
  • 解剖学的特徴: 仙腸関節は、体の深部に位置するため、触診が難しい場合があります。

梨状筋症候群(座骨神経痛)
┗おしりからもも裏にかけての痛み

梨状筋症候群は、梨状筋という筋肉が坐骨神経を圧迫することで起こる疾患です。

  • 梨状筋の構造: 梨状筋は、骨盤の深部に位置する筋肉で、股関節の外旋に関与します。
  • 坐骨神経の走行: 坐骨神経は、体の中で最も太い神経で、臀部から下肢にかけて走行しています。
  • 解剖学的特徴: 梨状筋症候群は、臀部や下肢に痛みや痺れが生じることが特徴です。

筋筋膜性疼痛症候群

筋筋膜性疼痛症候群は、筋肉や筋膜にトリガーポイントと呼ばれる硬結ができ、それが痛みを発生させる状態です。

  • 筋肉の構造: 筋肉は、筋繊維束が集まってできています。
  • 筋膜の構造: 筋膜は、筋肉を包む膜状の組織で、筋肉の滑りを良くする役割があります。
  • トリガーポイント: トリガーポイントを触ると、痛みが増強したり、他の部位に痛みを放射したりします。

これらの疾患は、単独で起こることもあれば、複数が複合して起こることもあります。

腰痛の治療は、原因となる疾患を特定し、それに合わせた治療を行うことが重要です。

筋筋膜性疼痛症候群が腰痛の主流であるという認識

米国腰痛ガイドラインなど、多くの専門機関が、腰痛の多くが筋筋膜性疼痛症候群であると提唱しています。これは、腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症など、明確な構造的な異常が原因の腰痛よりも、筋肉や筋膜の機能不全が主な原因となるケースが非常に多いことを意味します。

硬くなる筋と弱くなる筋

筋筋膜性疼痛症候群では、特定の筋肉が過剰に緊張し、トリガーポイントと呼ばれる硬結を形成します。これにより、痛みや運動制限が生じます。腰痛の場合、以下のような筋肉が硬くなる傾向があります。

  • 脊柱起立筋: 背骨の両側を走る筋肉で、姿勢を保持する重要な役割を果たします。
  • 腰方形筋: 腰の側面にある筋肉で、体幹を側屈させる働きがあります。
  • 大腰筋: 深部に位置する筋肉で、股関節の屈曲や体幹の安定に関与します。
  • 臀筋群: 臀部の筋肉で、股関節の伸展や回旋に関与し、主に骨盤の傾きをコントロールします。

一方、これらの筋肉が過剰に緊張することで、拮抗する筋肉は相対的に弱くなることがあります。例えば、脊柱起立筋が緊張すると、腹筋群が弱くなることがあります。

なぜこれらの筋肉が硬くなるのか?

  • 姿勢の悪さ: 猫背や反り腰など、長時間の不良姿勢が筋肉のバランスを崩し、特定の筋肉に過度の負担をかけます。
  • 運動不足: 運動不足は、筋肉の柔軟性を低下させ、血行不良を引き起こし、筋肉の緊張を招きます。
  • 急な動作: 重い物を持ち上げたり、不意な動作によって筋肉を損傷することがあります。
  • ストレス: ストレスは、筋肉の緊張を高め、痛みを悪化させます。

なぜ全身から診る必要があるのか?

筋筋膜性疼痛症候群は、単に痛む部位だけを治療すれば良いというものではありません。身体は一つのつながりであり、痛みのある部位と一見関係ないように思える他の部位が、複雑に影響し合っていることがあります。

  • 連鎖反応: 痛む部位の筋肉が緊張すると、その周辺の筋肉や関節にも影響を与え、痛みを悪化させたり、別の部位に痛みを誘発したりすることがあります。
  • 姿勢の乱れ: 長年の姿勢の悪さや、繰り返される動作によって、全身の筋肉のバランスが崩れ、特定の部位に負担がかかりやすくなります。

そのため、全身の状態を把握し、相互に関連する部分を総合的に治療することが重要です。

ロルフィング(筋膜リリース)が効果的な理由

ロルフィングは、深層筋や筋膜にアプローチし、身体全体の構造的なバランスを整えることを目的とした手法です。

全身の「筋膜」に働きかけます
  • 全身のつながりを意識: ロルフィングでは、身体を一つのつながりとして捉え、痛みのある部位だけでなく、全身のバランスを整えていきます。特に腰痛に関連する反り腰の改善は腰痛治療にとって非常に重要となります。
  • 深層筋のリリース: 深層筋の癒着を開放すことで、筋肉の柔軟性を高め、全身の動きをスムーズにします。
  • 姿勢の改善: ロルフィングは、姿勢の歪み、特に腰痛やおしりの痛みの場合は反り腰を整え、身体の軸(インナーマッスル)を安定させる効果が期待できます。

まとめ

筋筋膜性疼痛症候群は、全身のバランスが崩れているサインかもしれません。ロルフィングは、身体の深層部からアプローチし、全身のバランスを整えることで、痛みを改善し、より健康な体へと導きます。

もし、あなたが腰痛に悩んでいるなら、一度ロルフィングを試してみてはいかがでしょうか?

当店は腰痛の治療も得意としています♬
どこにいっても良くならない腰痛でも、改善させる自信がありますので、是非お気軽にお問い合わせ下さいませ♬

無料相談してみる

RETURN TOP
LINE TEL