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こんにちは(^^♪
Tatsuです♪
今回は痛みや不快な凝り、重怠さ感の原因を解説していきたいと思います♪
こちらのブログで「痛みや凝りの原因」を記載しておりますので、ご参照下さい。
もう少し深堀した内容として「身体図式の機能低下が筋緊張の原因」という神経学的な観点からの「凝り‐筋緊張の原因」を深堀しておりますので、もしよければ一読下さいませ♪
今回の内容はやや専門的な内容になります。難しいかもしれません。ごめんなさい(T_T)
では本題です!
「筋肉が凝る」という経験は、誰しも一度は味わったことがあるでしょう。長時間のデスクワークや運動不足、ストレスなど、さまざまな要因が考えられますが、実は、この「凝り」は、私たちの脳の働きと深く関わっていることをご存じでしょうか?
筋肉の過緊張や凝りが慢性化する理由は、体の複雑なメカニズムで成り立っています。「代償」と「セットポイント(神経の可塑性-かそせい)」という観点から解説し、さらに、慢性化した凝りを解消するために重要な「根本原因へのアプローチ」をご紹介します。
筋肉の凝りの原因は?従来の考え方と新たな視点
従来、筋肉の凝りは、乳酸の蓄積や血行不良などが原因と考えられてきました。しかし、近年、脳科学の進歩により、筋肉の凝りには、脳の働き、特に「セットポイント」と「神経の可塑性」が大きく関わっていることが明らかになってきています。
セットポイントとは?
セットポイントとは、私たちの体が維持しようとする一種の「基準値」のようなものです。体温や血圧など、身体の様々な機能には、それぞれ最適な状態が設定されており、体がその状態を保とうとする働きがあります。筋肉の緊張状態も、このセットポイントによって制御されています。
例えば、長時間のデスクワークで同じ姿勢を続けると、脳は「この姿勢が普通だ」と学習し、筋肉の緊張状態のセットポイントを徐々に上げていきます。そのため、一旦この状態になると、リラックスしようと思っても、筋肉が勝手に緊張してしまうのです。
神経の可塑性とは?
神経の可塑性とは、脳が経験や学習によって変化する性質のことです。私たちの脳は、常に外界からの情報を受け取り、それに合わせて神経回路を変化させています。
筋肉の凝りにおいては、長期間同じ姿勢を続けたり、特定の動作を繰り返したりすることで、脳の神経回路が変化し、その姿勢や動作が固定化されてしまいます。これが、筋肉の凝りが慢性化してしまう原因の一つと考えられています。
セットポイントと神経可塑性が筋肉の凝りに与える影響
セットポイントと神経可塑性は、以下のようなメカニズムで筋肉の凝りに深く関わっています。
慢性的な緊張状態の固定化: 長期的な筋肉の緊張は、脳に「この状態が正常だ」という誤った情報を伝え、セットポイントを上昇させます。
痛みの記憶: 痛みを伴う経験は、脳に痛みに関する記憶を形成させ、その部位に対する過敏性を高めます。
運動パターンの固定化: 同じ動作を繰り返すことで、脳はその動作を効率的に行うための神経回路を形成します。しかし、間違った動作を繰り返すと、不良な運動パターンが固定化され、筋肉の過剰な使用や不均衡を引き起こします。
凝りが慢性化してしまう、より複雑な理由
1. 代償作用による悪循環
- マッスルインバランス: 偏った体の使い方や、特定の筋肉の使いすぎなどにより、主動筋と拮抗筋のバランスが崩れ、マッスルインバランスが起こります。
- 代償動作: マッスルインバランスが起こると、本来使われるべき筋肉の代わりに、他の筋肉が過剰に働いて動きを補おうとします。これが代償動作です。
- 固有受容器-身体図式の機能低下: 代償動作を続けていると、関節の位置や動き、力の入れ具合などを感知する固有受容器からの情報が正しく伝わらなくなり、脳内で作られる身体図式(ボディスキーマ)が歪んでしまいます。
固有受容感覚が低下するから代償が生まれるのか、代償があるから固有受容感覚が低下するのか。は「鶏が先か、卵が先か」の話になってきます。 - 過緊張の連鎖: 代償動作によって、本来はそれほど使われない筋肉に負担がかかり、過緊張状態に陥ります。
- 悪循環: この過緊張が新たなマッスルインバランスを引き起こし、さらに別の筋肉が代償する…という悪循環に陥り、凝りが慢性化していきます。
- 全身への影響: 代償は、局所的な問題にとどまらず、全身に波及していきます。例えば、足首の歪みが、膝、股関節、腰、肩、首へと影響を及ぼし、全身の凝りや痛みに繋がることもあります。
2. セットポイントの変化(神経の可塑性)
- 痛みの記憶: 脳は、痛みを経験すると、その情報を記憶し、痛みに対する感度を変化させます。
- セットポイント: これは「痛みのセットポイント」と呼ばれ、慢性的な痛みが続くと、このセットポイントが変化し、より痛みを感じやすい状態になってしまいます。
- 神経の可塑性: これは、神経系の可塑性(変化する能力)によるもので、脳が「凝り」や「痛み」を学習し、慢性化させてしまうとも言えます。
- 悪循環: 痛みを感じやすくなると、さらに筋肉が緊張し、凝りが悪化するという悪循環に陥ります。
3. その他の要因
- 筋膜の癒着: 筋肉を包む筋膜が、長時間の同じ姿勢や炎症などによって癒着し、筋肉の動きを制限することで、凝りを慢性化させることがあります。
- 血行不良: 筋肉の過緊張や筋膜の癒着は、血行不良を引き起こし、筋肉への酸素供給や老廃物の排出を阻害することで、凝りを悪化させます。
- 精神的ストレス: ストレスは、自律神経のバランスを崩し、筋肉の緊張を高めることで、凝りを慢性化させる要因となります。
4. 根本原因へのアプローチ
慢性化した凝りを解消するためには、 代償を起こしている根本原因部位を治療することが非常に重要 です。
- 局所へのアプローチ: 凝りや痛みを感じている部位をマッサージしたり、ストレッチしたりするだけでは、一時的な効果しか得られないことが多いです。
- 根本原因の特定: 全身のバランスを評価し、代償動作を引き起こしている根本原因を見つけ出す必要があります。
- 根本原因への治療: 例えば、足首の歪みが原因で腰痛が起こっている場合は、足首の歪みを整えることで、腰痛も改善する可能性があります。
筋肉の凝りを改善するためには、単に筋肉をほぐすだけでなく、脳の働きに働きかけることが重要です。
ただし、それには上記の代償を起こしている根本原因部位を治療してから行う事が条件となります。
- 多様な運動: 様々な種類の運動を行うことで、脳に新しい刺激を与え、神経回路を変化させることができます。
- 姿勢改善: 正しい姿勢を意識することで、脳に正しい身体の情報を伝え、セットポイントをリセットすることができます。また、正しい姿勢はインナーマッスル(コア)の機能を高め、全身の筋緊張を適正化します。
- リラックス: ヨガや瞑想など、心身をリラックスさせることで、交感神経の緊張を解き、筋肉の緊張を緩和することができます。
5. ロルフィングで全身からアプローチ
では、どのように根本原因を見つけ、治療すれば良いのでしょうか? ここで、ロルフィングという全身の筋膜調整法が有効な手段となります。
ロルフィングは、筋膜の歪みや癒着を解放し、身体全体のバランスを整えることで、慢性的な凝りや痛みを根本から改善へと導きます。
- 全身の繋がり: ロルフィングは、身体を部分的に捉えるのではなく、全身を一つのユニットとして捉え、筋膜、筋肉、骨格、神経系など、様々な要素を考慮しながら、総合的にアプローチしていきます。
- 根本原因の発見: ロルファーは、身体全体の評価を通して、代償動作の根本原因を見つけ出し、その原因に対して適切な施術を行います。
- 自己治癒力の向上: ロルフィングは、身体本来の自然なバランスを取り戻すことで、自己治癒力を高め、根本的な改善を促します。
- セットポイントの適正化:神経細胞群選択理論という「使われる神経ネットワークはより使いやすく」「使われない神経ネットワークはより使われずらくなる」という理論によると、機能不全を起こしている部位に対して適切な刺激を繰り返し与えることで、神経細胞のネットワークが再編成され、セットポイントが改善し、痛みや凝りの改善が起こります。このプロセスには、一般的に2週間から3ヶ月程度の期間が必要とされています。
ロルフィングでは、1~2週間に一回セッションを行い、その都度機能の改善が起こっているか確認します。そして3~5か月程で、セットポイントと適正化し、痛みや筋緊張を改善させるという理論的アプローチを行います。
まとめ
筋肉の過緊張や凝りが慢性化する理由は、「代償」と「セットポイントの変化」という体の複雑なメカニズムが大きく関わっています。
これらのメカニズムを理解し、全身のバランスを整え、神経系の感作を改善していくこと、そして代償動作の根本原因に対処することが、慢性的な凝りを解消するための鍵となります。
ロルフィングは、全身からアプローチすることで、痛みの根本原因をつきとめ、症状を改善に導く効果が期待できます。慢性的な凝りや痛みでお悩みの方は、ぜひ一度ロルフィング体験セッションを試してみて下さい(^^♪
最後までお読み下さり有難うございました♪
皆さまの心のエクアニミティー(平静さ)と身体のレジリエンス(復元力)が高まることを願っております1
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