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腰部脊柱管狭窄症の特徴と改善方法

浦和│北浦和の初心者様、男性大勧化のヨガスタジオ‐浦和姿勢改善Labエクリエンス
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こんにちは(^^♪
Tatsuです♪

今回は腰痛シリーズの中の「腰部脊柱管狭窄症」について解説していこうと思います♪
腰の痛みでお悩みの方のご参考になればと思いますm(_ _)m

腰部脊柱管狭窄症

腰部脊柱管狭窄症は、加齢などが原因で腰の脊柱管(神経の通り道)が狭くなり、馬尾神経や神経根が圧迫されることで、腰痛や下肢のしびれ、痛みなどを引き起こす疾患です。

症状

  • 間欠性跛行: しばらく歩くと、腰やお尻、太もも、ふくらはぎ、足先などに痛みやしびれ、脱力感などが現れ、歩行が困難になる。前かがみになったり、座ったりして休むと症状が軽減し、再び歩けるようになる。
  • 下肢のしびれや痛み: 安静時にも、下肢にしびれや痛み、冷感などを覚えることがある。
  • 腰痛: 腰痛も伴う場合がありますが、下肢の症状の方が強いことが多い。
  • 排尿・排便障害: 重症になると、頻尿、尿失禁、便秘などの症状が現れることもある。ここまでいってしまったらオペ適応です。

特徴的な症状

  • 前かがみで楽になる: 前かがみになると脊柱管が広がり、神経への圧迫が軽減されるため、症状が楽になる。自転車に乗る姿勢では痛みが少ないのも特徴。
  • 安静時にも症状が出る: 重症になると、安静時にも痛みやしびれが出るようになる。
  • 進行性: 症状は徐々に進行していく。

腰部脊柱管狭窄症と筋筋膜性腰痛との同時発症

腰部脊柱管狭窄症と筋筋膜性腰痛は、それぞれ異なる原因で起こる腰痛ですが、同時に発症することがあります。

筋筋膜性腰痛

  • 腰周りの筋肉や筋膜の緊張や炎症によって、腰痛を引き起こす。
  • デスクワークや長時間の立ち仕事など、同じ姿勢を続けることや、不良姿勢、冷え、ストレスなどが原因。

同時発症のメカニズム

  1. 脊柱管狭窄症による筋緊張: 脊柱管狭窄症によって神経が圧迫されると、その刺激が筋肉に伝わり、筋緊張が起こることがあります。
  2. 筋緊張による脊柱管狭窄の悪化: 筋緊張が起こると、腰椎の動きが制限され、脊柱管がさらに狭くなる可能性があります。
  3. 筋膜の硬結: 脊柱管狭窄症による痛みや、筋緊張によって、筋膜が硬くなり、癒着や凝集化が起こることがあります。
  4. 悪循環: これらの要因が相互に作用し合い、悪循環を引き起こし、両方の症状が悪化していく可能性があります。

同時発症の特徴

  • 症状の複雑化: 脊柱管狭窄症と筋筋膜性腰痛の症状が混在するため、診断が難しくなることがあります。
  • 治療の難航: どちらの症状が主なのかを見極め、それぞれの症状に合わせた治療を行う必要があります。
  • 慢性化: 両方の症状が慢性化し、長引く可能性があります。

鑑別疾患

  • 腰椎椎間板ヘルニア: 椎間板の一部が飛び出し、神経を圧迫する疾患。腰痛や下肢痛、しびれなどの症状は似ていますが、ヘルニアでは前かがみになると痛みが強くなることが多いのに対し、脊柱管狭窄症では前かがみになると楽になることが多い点が異なります。
  • 閉塞性動脈硬化症(ASO): 下肢の動脈硬化により、血流が悪くなることで、歩行時に痛みやしびれが出る疾患。間欠性跛行の症状は似ていますが、ASOでは安静にすると症状が改善するのが特徴です。
  • 梨状筋症候群: お尻の梨状筋が坐骨神経を圧迫することで、下肢に痛みやしびれを引き起こす疾患。坐骨神経痛の症状は似ていますが、梨状筋症候群では、お尻の奥に痛みを感じることが多いです。
  • 変形性股関節症: 股関節の軟骨がすり減り、痛みや運動制限を引き起こす疾患。股関節の痛みやしびれが、腰や下肢に広がることで、脊柱管狭窄症と間違われることがあります。

整形外科的テスト(鑑別疾患の為の徒手検査)

1. SLRテスト(下肢伸展挙上テスト)

  • 目的: 坐骨神経痛の有無を調べる。
  • 方法: 患者さんを仰向けに寝かせ、膝を伸ばしたまま足を上げていき、痛みやしびれが出るかを確認する。
  • 陽性: 70度上げる前に、お尻から太ももの裏側、ふくらはぎにかけて痛みやしびれが出現。
  • 解釈: 腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、梨状筋症候群などで陽性となる。
    • 脊柱管狭窄症では、ヘルニアほど角度が挙がらない場合が多い。

2. FNSテスト(大腿神経伸展テスト)

  • 目的: 大腿神経の伸展による神経根の圧迫を調べる。
  • 方法: 患者さんをうつ伏せに寝かせ、膝を曲げていき、太ももの前側に痛みやしびれが出るかを確認する。
  • 陽性: 太ももの前側に痛みやしびれが出現。
  • 解釈: L2、L3、L4神経根の障害、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症などで陽性となる。

3. ケンプテスト

  • 目的: 椎間関節や神経根の圧迫を調べる。
  • 方法: 立位または座位で、腰を後ろに反らせるように体幹を回旋させ、痛みやしびれが出るかを確認する。
  • 陽性: 腰や下肢に痛みやしびれが出現。
  • 解釈: 椎間関節性の腰痛、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症などで陽性となる。
    • 脊柱管狭窄症では、腰を反らせることで脊柱管が狭くなり、神経が圧迫されるため、陽性反応が出やすい。ヘルニアでは、前屈で悪化するケースが多い為、鑑別出来る可能性が高い。

4. 体幹伸展テスト

  • 目的: 脊柱管狭窄症でみられる、腰を伸展させたときの神経症状の増悪を評価する。
  • 方法: 患者さんに直立位で腰を後ろに反らせたときに、下肢の痛みやしびれが増強するかどうかを確認する。
  • 陽性: 腰を後ろに反らせたときに、下肢の症状が増強する。
  • 解釈: 脊柱管狭窄症では、腰を伸展させることで脊柱管が狭くなり、神経が圧迫されるため、陽性反応が出やすい。

5. 歩行テスト

  • 目的: 間欠性跛行の有無や程度を評価する。
  • 方法: 患者さんに歩行してもらったり、トレッドミルで歩行させたりして、症状の変化を観察する。
  • 陽性: 一定距離を歩行すると、下肢の痛みやしびれ、脱力感などが出現し、歩行が困難になる。前かがみになったり、座ったりして休むと症状が軽減し、再び歩けるようになる。
  • 解釈: 間欠性跛行は、脊柱管狭窄症の特徴的な症状であり、歩行テストで陽性となる場合は、脊柱管狭窄症の可能性が高い。

注意点

  • これらのテストは、腰部脊柱管狭窄症の診断に役立つ検査ですが、いずれも単独で確定診断を行うことはできません。
  • 他の検査結果(画像検査、神経学的検査など)と合わせて総合的に判断する必要があります。
  • これらの整形外科的テストは、腰部脊柱管狭窄症の診断だけでなく、他の腰痛疾患との鑑別にも役立ちます。

診断

  • 問診: 痛みの部位、程度、いつから痛むのか、どのような時に痛むのか、間欠性跛行の有無などを詳しく聞きます。
  • 視診・触診: 姿勢や身体の動き、痛む部位などを確認します。
  • 画像検査: X線検査、MRI検査、CT検査などを行い、脊柱管の狭窄の程度や神経の圧迫などを確認します。
  • 神経学的検査: 反射や感覚、筋力などを検査し、神経の障害の程度などを確認します。

治療

  • 保存療法:
    • 理学療法(徒手療法・運動療法)
    • 薬物療法(痛み止め、消炎鎮痛剤、神経障害性疼痛治療薬など)
    • リハビリテーション(ストレッチ、筋力トレーニングなど)
    • コルセット
    • 神経ブロック注射
  • 手術療法: 保存療法で効果がない場合、神経の圧迫を取り除く手術を行う。

一般的に腰部脊柱管狭窄症に効果的なエクササイズ

腸腰筋のストレッチ

腸腰筋は、腰椎と大腿骨をつなぐ筋肉で、股関節を屈曲させる働きがあります。硬くなると、腰椎の前弯が強くなり、腰痛や姿勢が悪くなる原因となります。

ストレッチ方法

  1. 片膝立ちになり、後ろの足を軽く曲げます。
  2. 前の膝を90度に曲げ、骨盤を立てるように意識します。
  3. 後ろの足の付け根を前に押し出すように、ゆっくりと体重をかけていきます。
  4. 腸腰筋が伸びているのを感じながら、20〜30秒程度保持します。
  5. 反対側も同様に行います。

ポイント

  • 呼吸を止めずに、ゆっくりと行いましょう。
  • 腰を反りすぎないように注意しましょう。
  • 痛みを感じる場合は、無理せず中止しましょう。

大殿筋の筋力トレーニング

大殿筋は、お尻の筋肉で、股関節を伸展させる働きがあります。歩行や階段の上り下りなど、日常生活の様々な動作で使われる重要な筋肉です。

トレーニング方法

  • ヒップリフト
    1. 仰向けに寝て、膝を立てます。
    2. お尻をゆっくりと持ち上げ、太ももから上半身が一直線になるようにします。
    3. 数秒間保持し、ゆっくりとお尻を床に戻します。
    4. 10〜15回繰り返します。
  • バックエクステンション
    1. うつ伏せになり、両手を頭の後ろで組みます。
    2. 上半身をゆっくりと持ち上げ、数秒間保持します。
    3. ゆっくりと上半身を床に戻します。
    4. 10〜15回繰り返します。

ポイント

  • 正しいフォームで行いましょう。
  • 痛みを感じる場合は、無理せず中止しましょう。
  • 負荷を徐々に上げていきましょう。

腹筋群の筋力トレーニング

腹筋群は、お腹の筋肉で、体幹を安定させる役割があります。腹筋群が弱いと、姿勢が悪くなり、腰痛の原因となることもあります。

トレーニング方法

  • ドローイン
    1. 仰向けに寝て、膝を立てます。
    2. お腹をへこませるように息を吐き出し、お腹を薄くします。
    3. 数秒間保持し、ゆっくりと息を吸い込みます。
    4. 10〜15回繰り返します。
  • クランチ
    1. 仰向けに寝て、膝を立てます。
    2. 両手を頭の後ろで組み、上半身をゆっくりと起こします。
    3. 数秒間保持し、ゆっくりと上半身を床に戻します。
    4. 10〜15回繰り返します。
  • プランク
    1. うつ伏せになり、肘とつま先を床につけます。
    2. 身体を一直線に保ち、腹筋に力を入れます。
    3. 20〜30秒間保持します。

ポイント

  • 正しいフォームで行いましょう。
  • 痛みを感じる場合は、無理せず中止しましょう。
  • 負荷を徐々に上げていきましょう。

これらのエクササイズを行った後、即座に腰部脊柱管狭窄症の症状が緩和するようであれば、アプローチ部位は合っている可能性があります。是非続けてみてください。
しかし、エクササイズを行っても症状が緩和されない場合やすぐに症状が戻ってきてしまう場合は、適切な評価(代償の見極め‐根本原因に対するアプローチ)が必要になってきますので、医師や専門家に相談することをお勧めします。

まとめ

腰部脊柱管狭窄症は、中高年に多く見られる疾患です。早期に診断し、適切な治療を行うことで、症状の進行を抑制し、日常生活の質を維持することができます。

ロルフィングは、筋膜の歪みを整え、身体全体のバランスを改善することで、脊柱管狭窄症と筋筋膜性腰痛の両方の症状に効果が期待できます。

  • 筋膜の柔軟性向上: ロルフィングは、筋膜の癒着や凝集化、高密度化を解放し、柔軟性を高めることで、腰椎の動きをスムーズにし、脊柱管への負担を軽減します。
  • 姿勢の改善: ロルフィングは、姿勢を改善することで、腰椎への負担を軽減し、脊柱管狭窄症の症状を改善する効果が期待できます。
  • 筋肉のバランス調整: ロルフィングは、筋肉のバランスを調整することで、筋緊張を緩和し、筋筋膜性腰痛の症状を改善する効果が期待できます。

腰部脊柱管狭窄症と筋筋膜性腰痛は、同時に発症することがあり、症状を複雑化させ、慢性化させる可能性があります。
両方の症状を改善するには、それぞれの原因に対処する必要があります。

ロルフィングは、筋膜、姿勢、筋肉のバランスなど、多角的なアプローチで、両方の症状の改善を促す効果が期待できます。

構造的に狭窄が進んでおり、徒手療法では治療困難とした場合は、医療機関をへの受診をお勧めさせて頂きます。
その線引きがプロだと思っています。

もし腰痛や腰部脊柱管狭窄症でお悩みなら、自己判断で対処せず、医療機関を受診したし、専門家に相談し、適切な診断と治療を受けるようにしましょう。
ご興味があればロルフィング体験セッションを一度ご体感くださいませ♬

最後までお読み下さり有難うございました♪
皆さまの心のエクアニミティー(平静さ)と身体のレジリエンス(復元力)が高まることを願っております1
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