こんにちは! 浦和-北浦和で「姿勢改善」と「柔軟性向上」を専門に行うヨガスタジオ、浦和姿勢改善Labエクリエンスです。
当店のヨガ講師は、医療国家資格「柔道整復師」と、アメリカで筋膜リリースの第一人者として知られる「ロルフィング施術者 – ロルファー™」の資格をもつ、からだの専門家です。その2つの視点から、今回はヨガ初心者のための「最初の3ポーズ」について、徹底的に解説していきます♬
「ヨガを始めてみたいけど、ポーズがたくさんありすぎて、何から手をつければいいか分からない…」
浦和でヨガに興味を持ったあなたが、情報収集する中で、そんな途方もない気持ちになってはいませんか?
ご安心ください。ヨガのポーズは何百とありますが、その全てを最初から知る必要は全くありません。実は、たった**3つの「超基本ポーズ」**を正しく理解し、実践するだけで、あなたの体は驚くほど安全に、そして効果的に変わり始めます。それだけでなく、その後の全てのヨガのポーズを学ぶための、揺るぎない「土台」が築かれるのです。
今回は、数あるポーズの中から、体の専門家である私が「これだけは絶対に押さえてほしい」と考える、珠玉の3ポーズを厳選しました。単なるやり方の説明ではありません。なぜそのポーズが重要なのか、あなたの体の中で何が起こっているのかを、解剖学的な視点から、どこよりも深く、そして分かりやすく解説していきます。
なぜ「たった3つ」のポーズが、あなたのヨガ人生の土台になるのか?
「たった3つで本当に意味があるの?」と思うかもしれません。しかし、意味があるのです。なぜなら、今回ご紹介する3つのポーズには、ヨガにおける普遍的な原則がすべて詰まっているからです。
- 呼吸と動きを連動させる感覚
- 大地と繋がり、体を安定させる感覚
- 安全な範囲で、体の繋がりを感じながら伸ばす感覚
- 「頑張る」と「ゆるめる」のバランス感覚
これらの感覚を、この3つのポーズを通して体に染み込ませることができれば、あなたはどんなヨガのクラスに参加しても、自信を持って、そして安全に練習を進めていくことができるでしょう。いわば、ヨガという言語における「あ・い・う」を学ぶようなもの。さあ、一緒に最初の第一歩を踏み出しましょう。
ポーズ1:背骨を優しくปลุกす「猫と牛のポーズ」(マルジャリャーサナ・ビティラーサナ)
まず最初にマスターしていただきたいのが、この「猫と牛のポーズ」です。四つん這いで行う、とてもシンプルで安全な動きですが、その効果は絶大。特に、デスクワークなどで固まりがちな背骨にとっては、最高のご馳走です。
このポーズが「最初のひとつ」に最適な理由
このポーズは、ヨガの最も基本的な原則である**「呼吸と動きの連動」**を学ぶための、完璧な練習です。「吸う息で体を反らせ(牛のポーズ)、吐く息で体を丸める(猫のポーズ)」。このシンプルな繰り返しが、無意識に行っている呼吸に意識を向けさせ、体と心を繋ぐ最初の架け橋となります。浦和の当スタジオでも、ウォーミングアップとして必ず取り入れる、非常に重要なポーズです。
専門家が教える「正しいやり方」と意識のポイント
- スタートポジション: 肩の真下に手首、股関節の真下に膝がくるように、四つん這いになります。手のひらはパーで大きく開き、指先は正面に向けましょう。
- 牛のポーズ(吸う息): 息を吸いながら、まず尾てい骨を天井方向へと引き上げます。その動きに導かれるように、腰→背中→首の順番で、背骨をゆっくりと反らせていきます。目線は斜め上。ポイントは「腰だけを反る」のではなく、背骨全体でしなやかなカーブを描くことです。肩がすくまないように、両手で床を押し続けましょう。
- 猫のポーズ(吐く息): 次に息を吐きながら、今度は尾てい骨を床方向へと丸め込みます。その動きに連動させて、腰→背中→首の順で、背骨を丸めていきます。目線はおへそを覗き込むように。ポイントは、肩甲骨の間を天井に突き上げるように、背中全体を大きく広げることです。
柔軟効果と、あなたの体で起きていること【解剖学的知見】
このポーズは、単なるストレッチではありません。柔道整復師やロルファー™の視点で見ると、以下のような素晴らしい効果があります。
- 伸ばされる筋肉・鍛えられる筋肉:
- 牛のポーズでは、体の前面にある腹直筋や胸の筋肉(大胸筋)がストレッチされます。
- 猫のポーズでは、背骨に沿って走る脊柱起立筋や、背中の広背筋が心地よく伸びます。
- この繰り返しにより、腹筋と背筋がバランスよく刺激されます。
- 専門家だけが知る、本当の価値:
- ①背骨の「分節的な動き」の再教育: 私たちの背骨は、24個の椎骨が連なってできています。このポーズは、その一つひとつの骨の間を、意図的に動かす練習です。これにより、ガチガチに固まった背骨のブロックが解放され、しなやかさが蘇ります。
- ②椎間板への水分補給: 背骨を動かすことで、骨と骨の間にあるクッション(椎間板)に、ポンプのように水分と栄養が送り込まれます。これは、椎間板の健康を保ち、腰痛を予防するために非常に重要です。
- ③自律神経の調整: 呼吸と連動したリズミカルな動きは、心身をリラックスさせる副交感神経を優位にし、自律神経のバランスを整える効果も期待できます。
ポーズ2:全身の繋がりを感じる「ダウンドッグ」(アド・ムカ・シュヴァーナーサナ)
ヨガの象徴とも言える、全身を「く」の字にするポーズです。初心者にとっては少しきつく感じるかもしれませんが、正しく行えば、全身の柔軟性を高め、体の裏側の繋がりを感じるための、最高のポーズの一つです。
このポーズが「二つ目」に必要な理由
このポーズは、**体の「裏側全体の繋がり」**を、一度に感じさせてくれます。私たちの体は、パーツの集合体ではなく、筋膜(ファシア)によって、つま先から頭のてっぺんまで、すべてが繋がっています。ダウンドッグは、その繋がり(特に、かかと〜背中〜手のひらに至るライン)を、最も効率的にストレッチしてくれるポーズなのです。
専門家が教える「正しいやり方」と意識のポイント
- スタートポジション: 四つん這いから、両手をもとの位置より少し前に置きます。
- お尻を持ち上げる: 息を吐きながら、足の指を立て、ゆっくりとお尻を天井方向へ高く突き上げます。
- 最優先は「背骨」!膝は曲げてOK: 初心者が陥る最大の罠は、「かかとを床につけよう」「膝を伸ばそう」として、背中が丸まってしまうことです。まずはかかとを高く上げ、膝を深く曲げてください。そして、両手で力強く床を押し、お尻をさらに斜め後ろ上方向へと引き上げます。目標は、耳からお尻までが一直線になることです。
- 上半身の安定: 肩と耳の間にスペースを作り、首をリラックスさせます。脇の下を広げるように、腕を少し外側に回す(外旋させる)意識を持つと、肩が楽になります。
- 下半身の伸び: 背中がまっすぐになった状態をキープしたまま、余裕があれば、片足ずつ、かかとを床に近づけるようにして、もも裏(ハムストリングス)やふくらはぎの伸びを感じてみましょう。
柔軟効果と、あなたの体で起きていること【解剖学的知見】
このポーズは、まさに「全身ストレッチ」です。
- 伸ばされる筋肉:
- 下半身: もも裏のハムストリングス、ふくらはぎの腓腹筋・ヒラメ筋。
- 上半身: 背中の広背筋、肩周りの三角筋、腕の上腕三頭筋。
- 専門家だけが知る、本当の価値:
- ①筋膜の「バックライン」へのアプローチ: ロルフィング®︎の考え方の元になった「アナトミー・トレイン」では、体の裏側全体を繋ぐ「スーパーフィシャル・バックライン」という筋膜のラインがあるとされています。ダウンドッグは、このバックライン全体を効率的に解放するための、極めて優れたポーズです。長年の腰痛や肩こりは、このラインのどこかの癒着が原因であることも少なくありません。
- ②「押す力」による安定性の学習: このポーズは、手と足で床を「押す」ことで体を支えます。この「押す力」は、あらゆるポーズの土台となる、体を安定させるための重要な感覚です。
- ③心臓より頭が下がる「マイルドな逆転」: 頭が心臓より下がることで、脳への血流が促進され、思考がクリアになると言われています。気分転換やリフレッシュにも最適です。
ポーズ3:心と体を完全にゆるめる「チャイルドポーズ」(バーラーサナ)
最後にご紹介するのは、お休みのポーズです。「頑張る」ことだけでなく、「正しく休む」ことを知るのも、ヨガの重要な練習です。
このポーズが「三つ目」として欠かせない理由
チャイルドポーズは、ヨガにおける**「セーフティベース(安全基地)」**です。レッスン中に疲れたり、気分が悪くなったり、周りについていけないと感じたりした時は、いつでもこのポーズに戻ってきて良いのです。このポーズを知っているだけで、「いざとなったら休める」という安心感が生まれ、よりリラックスしてヨガに取り組むことができます。
専門家が教える「正しいやり方」と意識のポイント
- スタートポジション: 膝立ちの状態から始めます。
- 体を倒す: 息を吐きながら、お尻をかかとの上に下ろし、ゆっくりと上体を前に倒していきます。
- 額を床に: 最終的におでこを床につけます。もしつかない場合は、クッションや丸めたタオル、ヨガブロックなどをおでこの下に置き、首の力を完全に抜きましょう。
- 腕のポジションを選ぶ:
- リラックスしたい場合: 腕は体の横に置き、手のひらを上に向けます。肩の力が最も抜けやすい形です。
- 背中を伸ばしたい場合: 腕は前に伸ばし、指先を遠くに歩かせるようにします。
- 膝の幅を選ぶ:
- 腰を丸めたい場合: 膝を閉じて行います。
- 股関節を開きたい・お腹が楽な方が良い場合: 膝を腰幅より少し広めに開いて行います。
柔軟効果と、あなたの体で起きていること【解剖学的知見】
- 伸ばされる筋肉:
- 腰から背中にかけての脊柱起立筋、広背筋が穏やかにストレッチされます。
- 膝を広げれば股関節の内転筋群が、足首も深く曲がるため、足の甲やすねの筋肉が伸びます。
- 専門家だけが知る、本当の価値:
- ①神経系の鎮静化(セルフハグ効果): 体を小さく丸める胎児のような姿勢は、心理的な安心感をもたらします。また、おでこを床につけることで、神経系を鎮静化させる効果があると言われています。これは、自分自身を抱きしめる「セルフハグ」のようなものです。
- ②「脱力」の練習: 私たちは、無意識に体に力を入れて生きています。このポーズは、意図的に「全身の力を抜き、体を床という大地に完全に預ける」練習です。この「脱力」の感覚を覚えることが、柔軟性向上のための隠れた鍵となります。
- ③内臓のマッサージ効果: 腹式呼吸を行うことで、太ももでお腹が優しく圧迫され、内臓がマッサージされる効果も期待できます。
まとめ:3つのポーズが、あなたの「ヨガの羅針盤」になる
今回ご紹介した**「猫と牛のポーズ」「ダウンドッグ」「チャイルドポーズ」**。
この3つは、単なる準備運動やお休みのポーズではありません。それぞれが、**「背骨の意識」「全身の繋がり」「心身の解放」**という、ヨガの旅を続ける上で欠かせない、非常に重要なコンセプトを教えてくれます。
浦和でヨガを始めたいと考えているあなたが、もしポーズの多さに圧倒されそうになったら、いつでもこの3つのポーズに立ち返ってみてください。これらは、あなたの現在地を確認し、次へ進むべき道を示してくれる、信頼できる「羅針盤」となってくれるはずです。
まずはこの3つのポーズを、ご自身の体と対話するように、じっくりと味わってみることから始めてみませんか?その先に、あなたがまだ知らない、心地よく、しなやかな世界が広がっています。
【体験レッスンのご案内】
初めての方でも安心してご参加いただける、3つのプログラムをご用意しています。
- ハンモックヨガ: 空中で行う新感覚のヨガ。重力から解放され、普段伸ばせない部分まで心地よくストレッチできます。
- 柔軟性向上ヨガ: 体が硬い方にこそおすすめ!解剖学に基づいたアプローチで、安全かつ効果的に柔軟性を高めます。
- ピラティスヨガ: 体幹を強化し、しなやかで安定した体を目指します。姿勢改善に即効性を求める方にも人気です。
▼レッスン詳細
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ロルフィング®(正式名称:ストラクチュラル・インテグレーション/構造的統合)は、解剖学者アイダ・ロルフ博士によって開発された、世界的に評価されているボディワークです。
その最大の特徴は、筋肉を一つ一つ見るのではなく、全身をボディスーツのように繋いでいる**「筋膜(ファシア)」**という組織に着目する点にあります。日々の癖や過去の怪我により、この筋膜が癒着し、縮むことで、体の歪みや慢性的な肩こり・腰痛が生まれます。
ロルフィング®では、「10シリーズ」と呼ばれる全10回のセッションを通じて、計画的に全身の筋膜リリースを行い、そのバランスを再構築していきます。体が重力と調和して、本来あるべき楽で効率的な姿勢へと還るのを助けるのです。
ですので、からだの痛みや、凝りが強い方には「全10セッションでからだを根本から整える – ロルフィング®」がおすすめです。
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