こんにちは♫浦和│北浦和でヨガ、ロルフィングを埼玉で提供している和姿勢改善LabエクリエンスのTatsuです(^^)
今回はちょっと奇妙な内容を記載していこうと思います。哲学というより、「概念-考え方」だと思ってくださいね。
神秘的な、不可解なワードをばんばん出しながら、出来るだけ僕がインドで習った内容を書いていこうと思います♫
ヨガ哲学とウパニシャッドは、どちらも古代インドに起源を持つ、深遠な智慧の体系です。それぞれ密接に関連しており、人生の目的、苦しみの原因、そして真の幸福への道を追求しています。
●ヨガ哲学
ヨガは、単なる身体的なエクササイズではなく、心身と精神を統合し、より高次の意識へと至るための実践体系です。その基盤となるのがヨガ哲学です。
* 主なヨガ哲学の経典:
ヨガ哲学の主要な経典は、紀元前2世紀頃にパタンジャリによって編纂された『ヨーガ・スートラ』です。
〇ヨーガ・スートラ-八支則:
『ヨーガ・スートラ』では、ヨガの修練を「八支則」として体系化しています。 ヤマ (禁戒)、ニヤマ(勧戒)、アーサナ (坐法)、プラーナーヤーマ (調気)、プラティヤハーラ (制感)、ダーラナー (集中)、ディヤーナ (瞑想)、サマーディ (三昧) の八つの段階を踏むことで、心の安定と Samadhi (悟り) の境地を目指します。
* 心の働きを制御:
ヨガ哲学では、心の働きを制御することが重要視されます。心の動きを鎮め、集中力を高めることで、真の自己 (アートマン) を認識し、解脱 に至るとされます。
〇ウパニシャッド
ウパニシャッドは、古代インドの聖典群であり、ヴェーダの最後の部分に位置づけられます。そのため、ヴェーダーンタ (ヴェーダ(知識)の終焉) とも呼ばれます。
* 梵我一如: ウパニシャッドの中心的な思想は、「梵我一如 (Brahman is Atman)」です。これは、個人の真我 (アートマン) と宇宙の根源 (ブラフマン) は、本来一つであるという教えです。
* 輪廻転生: ウパニシャッドでは、輪廻転生についても説かれています。 カルマ(業) の法則によって、人は生死を繰り返し、解脱を目指すとされます。
* 瞑想: ウパニシャッドは、瞑想を通して真の自己を認識し、解脱に至ることを重視しています。
●ヨガ哲学とウパニシャッドの関係
ヨガ哲学とウパニシャッドは、以下のような点で深く関連しています。
* アートマン: どちらも、真の自己 (アートマン) の存在を説いています。
* 解脱: どちらも、解脱 ( liberation ) を人生の究極目標としています。
* 瞑想: どちらも、瞑想を重要な practice としています。
* 倫理: どちらも、倫理的な生活を重視しています。
ヨガ哲学は、ウパニシャッドの思想を基礎として発展したと考えられています。
ヨガの修練を通して、ウパニシャッドの教えを体験的に理解することができると言えるでしょう。
●現代社会における意義
ヨガ哲学とウパニシャッドは、現代社会においても重要な意味を持っています。
物質的な豊かさが追求される一方で、多くの人が心の安らぎを求めています。ヨガ哲学とウパニシャッドは、心の安定と真の幸福を得るための道筋を示してくれるでしょう。
●学びを深める
ヨガ哲学とウパニシャッドについて、より深く理解したい場合は、専門書に挑戦してみましょう。おすすめの書籍をご紹介します。
* ヨガ哲学:
* 『ヨーガ・スートラ』 (パタンジャリ)
* 『ヨガ哲学概論』 (中村元)
* ウパニシャッド:
* 『ウパニシャッド全書』 (岩本裕)
* 『ウパニシャッド哲学』 ( Radhakrishnan )
●実践-日々の生活に活かす:
ヨガ哲学やウパニシャッドで学んだことを、日々の生活に活かしてみましょう。
ヨガの真髄は、心の働きをコントロールし、穏やかな心を育むことで、真の自己(アートマン)に気づくことにあります。
そのための道筋を示したものが「八支則」であり、ヤマとニヤマはその第一歩となる重要な教えです。
〇ヤマ(禁戒)
ヤマは、日常生活で「してはいけないこと」を指し、5つの戒めからなります。
* アヒンサー(非暴力)
* 言葉や行動だけでなく、思考においても、自分や他者を傷つけないこと。
* 怒りや憎しみを手放し、 compassion の心で接すること。
* 例:悪口を言わない、乱暴な運転をしない、動物を虐待しないなど。
* サティヤ(正直)
* 真実を語り、誠実に行動すること。
* 自分自身にも正直になり、嘘やごまかしをしないこと。
* 例:嘘をつかない、約束を守る、正直な意見を述べるなど。
* アステーヤ(不盗)
* 他人のものを盗まないこと。
* 物だけでなく、時間や権利、アイディアなども含まれます。
* 例:万引きをしない、著作権を侵害しない、他人の時間を無駄にしないなど。
* ブラフマチャリヤ(禁欲)
* 生命エネルギーを無駄に消費しないこと。
* 過剰な性的行為や、感覚的な刺激を追い求めることを控える。
* 節度ある生活を心がけ、心身のエネルギーを高める。
* 例:性的な節制、暴飲暴食をしない、無駄な浪費をしないなど。
* アパリグラハ(不貪)
* 必要以上のものを所有しないこと。
* 物欲や執着を手放し、シンプルな生活を心がける。
* 例:衝動買いをしない、物を大切にする、他人と比べることをやめるなど。
*
〇ニヤマ(勧戒)
ニヤマは、日常生活で「実践すべきこと」を指し、5つの徳目からなります。
* シャウチャ(清浄)
* 身も心も清潔に保つこと。
* 身体的な清潔さだけでなく、心の purity も大切にする。
* 例:部屋を掃除する、お風呂に入る、瞑想で心を浄化するなど。
* サントーシャ(知足)
* 今あるものに満足し、感謝の気持ちを持つこと。
* 不満や不足感に囚われず、足るを知る。
* 例:小さな幸せに気づく、感謝の気持ちを表現する、他人と比べることをやめるなど。
* タパス(苦行)
* 規律を持ち、努力を続けること。
* 快楽に流されず、目標に向かって精進する。
* 例:ヨガの practice を続ける、早起きする、健康的な食事を心がけるなど。
* スヴァディヤーヤ(学習)
* 聖典を学び、自己成長に励むこと。
* 知識や知恵を深め、精神性を高める。
* 例:ヨガの聖典を読む、瞑想について学ぶ、哲学書を読むなど。
* イーシュヴァラ・プラニダーナ(献身)
* 高次の存在に身を委ね、良い意味で手放すこと。
* 自己中心的なエゴ(個としての自分が強すぎる状態)を手放し、宇宙-自然の摂理に調和する。
* 例:祈り、瞑想、自然の中に身を置くなど。
ヤマとニヤマは、ヨガの practice の基礎となるだけでなく、日々の生活をより豊かにするための指針でもあります。これらの教えを心に留め、実践していくことで、心の安定と成長を得られるでしょう。
まとめ
ヨガ哲学とウパニシャッドは、深遠な智慧の宝庫です。
これらの教えに触れることで、人生に対する理解を深め、より豊かな人生を送ることができるでしょう。
コメント