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腰椎椎間板ヘルニアとロルフィング

浦和│北浦和の初心者様、男性大勧化のヨガスタジオ‐浦和姿勢改善Labエクリエンス
ロルフィングを埼玉でお探しの方にもおすすめです♬

こんにちは(^^♪
Tatsuです♪

今回は腰痛シリーズの中の「腰椎椎間板ヘルニア」について解説していこうと思います♪
腰の痛みでお悩みの方のご参考になればと思いますm(_ _)m

腰椎椎間板ヘルニアについて

腰椎椎間板ヘルニアは、腰の骨と骨の間にあるクッション材である椎間板の一部が飛び出し、神経を圧迫することで、腰や足の痛みやしびれを引き起こす疾患です。

しかし、近年では、画像診断で椎間板ヘルニアと診断されても、実際にヘルニアによる症状が出ているのは5%程度 で、残りの95%は他の原因による腰痛 であるということが、米国腰痛ガイドラインなどで指摘されています。

つまり、MRIなどの画像検査で椎間板の突出が見つかったとしても、それが必ずしも腰痛の原因とは限らないということです。

画像診断と実際の症状の乖離

なぜこのような乖離が起こるのでしょうか?

  • 無症候性ヘルニア: 椎間板ヘルニアは、加齢とともに多くの人に見られるようになりますが、必ずしも症状が出るわけではありません。画像検査でヘルニアと診断されても、全く症状がない人も多くいます。
  • 他の原因による腰痛: 腰痛の原因は、椎間板ヘルニア以外にも、筋・筋膜性腰痛、仙腸関節障害、腰部脊柱管狭窄症など、様々です。これらの疾患が、ヘルニアと似たような症状を引き起こすことがあります。
  • 筋膜の影響: 筋膜の癒着や凝集化、高密度化が起こると、腰椎の動きが制限され、椎間板への負担が増加し、ヘルニアを引き起こしやすくなります。また、筋膜の緊張は、神経を刺激し、痛みやしびれを引き起こす可能性があります。

診断

  • 問診: 痛みの部位、程度、いつから痛むのか、どのような時に痛むのかなどを詳しく聞きます。
  • 視診・触診: 姿勢や身体の動き、痛む部位などを確認します。
  • 画像検査: MRI検査で、椎間板の突出や神経の圧迫を確認します。
  • 神経学的検査: 反射や感覚、筋力などを検査し、神経の圧迫などを確認します。
  • 整形外科的テスト:(徒手による整形外科疾患の鑑別テスト法)
    • SLRテスト(下肢伸展挙上テスト): 仰向けに寝た状態で、膝を伸ばしたまま足を上げていき、70度上げる前に、お尻から太ももの裏側、痛みやしびれが出るかを確認するテスト。坐骨神経痛の有無を調べる検査で、腰椎椎間板ヘルニアで陽性となることが多いです。
      SLRテストが腰椎椎間板ヘルニアの鑑別に有効な理由は、このテストが坐骨神経を伸長させることで、ヘルニアによって圧迫された神経根の炎症や刺激を増悪させ、痛みやしびれを誘発するからです。
      SLRテストで痛みやしびれが出現するということは、坐骨神経が何らかの形で刺激されている可能性を示唆しており、ヘルニアによる神経根の圧迫がその原因の一つとして考えられるわけです。
    • ブラガードテスト: SLRテストで陽性だった場合に、さらに坐骨神経の緊張を高めて痛みやしびれを誘発し、ヘルニアの有無を確かめる。SLRテストで痛みやしびれが出た角度で足を保持し、足首を背屈させる。
      痛みやしびれが増強すれば陽性と判断し、腰椎椎間板ヘルニアの可能性が高いです。
    • 交差SLRテスト:ヘルニアがある側の神経根の炎症が強い場合に、反対側のSLRテストでも痛みやしびれを誘発する。健側の足を上げていき、患側に痛みやしびれが出るかを確認する。
      患側に痛みやしびれが出現する場合を陽性とし、ヘルニアによる神経根の炎症が強い可能性が高いと診ます。
    • FNSテスト(大腿神経伸展テスト):FNSテストは、大腿神経伸展テスト (Femoral Nerve Stretching Test) の略称で、腰椎の神経根、特にL2、L3、L4神経根の障害を評価するための整形外科的テストです。 うつ伏せに寝た状態で、膝を曲げていき、太ももの前側に痛みやしびれが出るかを確認するテスト。大腿神経の伸展による神経根の圧迫を調べる検査で、腰椎椎間板ヘルニアで陽性となることがあります。
    • ケンプテスト: 立位または座位で、腰を後ろに反らせるように体幹を回旋させ、痛みやしびれが出るかを確認するテスト。椎間関節や神経根の圧迫を調べる検査で、腰椎椎間板ヘルニアで陽性となることがあります。(ケンプテスト単独で、椎間板ヘルニア、椎間関節性の腰痛、脊柱管狭窄症を鑑別することは困難です。なぜなら、これらの疾患は併発していることも多く、症状や画像所見も類似している場合があるからです。確定診断のためには、他の整形外科的テスト(SLRテスト、FNSテストなど)、画像検査(X線、MRIなど)、神経学的検査などを総合的に判断する必要があります。)

米国腰痛ガイドライン

米国腰痛ガイドラインでは、画像検査で椎間板ヘルニアと診断された場合でも、まずは保存療法を行い、他の原因による腰痛の可能性も考慮しながら、総合的な治療を行うことを推奨しています。

具体的には、

  • 急性期: 安静、薬物療法、理学療法(徒手療法や運動療法)
  • 慢性期: 理学療法(徒手療法や運動療法)、認知行動療法、マインドフルネス
  • 手術: 保存療法で効果がない場合や、神経症状が進行する場合に手術を検討する。

が推奨されています。

ロルフィングと腰椎椎間板ヘルニア

ロルフィングは、腰椎椎間板ヘルニアの直接的な治療法ではありません。しかし、ロルフィングは、筋膜の歪みを整え、身体全体のバランスを改善することで、腰椎への負担を軽減し、症状の改善を促す効果が期待できます。

特に、

  • 姿勢の改善: 姿勢が悪くなると、腰椎への負担が増加し、椎間板ヘルニアのリスクが高まります。ロルフィングは、姿勢を改善することで、腰椎への負担を軽減し、ヘルニアの予防や再発防止に役立ちます。
  • 筋肉のバランス調整: 筋肉のアンバランスは、腰椎への負担を増大させ、ヘルニアのリスクを高めます。ロルフィングは、筋肉のバランスを調整することで、腰椎を安定させ、ヘルニアの予防に役立ちます。
  • 身体の動きの改善: 身体の動きが悪くなると、腰椎への負担が増加し、ヘルニアのリスクが高まります。ロルフィングは、身体の動きを改善することで、腰椎への負担を軽減し、ヘルニアの予防に役立ちます。
  • 筋膜の柔軟性向上: ロルフィングは、筋膜の癒着や凝集化、高密度化を解放し、柔軟性を高めることで、腰椎の動きをスムーズにし、椎間板への負担を軽減します。

まとめ

腰椎椎間板ヘルニアは、必ずしも画像診断の結果だけで判断できるものではありません。

他の原因による腰痛の可能性も考慮し、総合的な治療を行うことが重要です。
当店では、腰痛の鑑別疾患をしっかりと行い、改善出来ると確定させたうえでロルフィングを提供させて頂いております。

記にも記載させて頂いた通り、ヘルニアと診断されたうちの95%は筋筋膜性疼痛の可能性が高いです。
その為、ロルフィングは姿勢改善や筋肉のバランス調整、筋膜の柔軟性向上などを通して、根本から辛い腰痛を改善させます。

もし腰痛でお悩みなら、医療機関を受診したり専門家に相談し、適切な診断と治療を受けるようにしましょう。

最後までお読み下さり有難うございました♪
皆さまの心のエクアニミティー(平静さ)と身体のレジリエンス(復元力)が高まることを願っております1
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