慢性的な疲労感…
それは「頑張りすぎ」のサインかも?
筋緊張と自律神経、そして改善への道
「何だかいつもだるい」
「しっかり寝ても疲れが取れない」
「身体が重くてやる気が出ない」。
このような慢性的な疲労感に悩まされていませんか?
「年のせいかな」「頑張りが足りないのかな」と片付けてしまいがちですが、それは身体からの大切なサインかもしれません。
特に、日々のストレスや身体の使い方の癖による筋緊張や、それに関連する自律神経の乱れが、慢性疲労の大きな原因となっていることが少なくありません。
この記事では、多くの人を悩ませる慢性的な疲労感の原因や、筋緊張と自律神経との密接な関係性、そして自律神経のバランスに影響を与えやすい硬くなる筋肉について解説します。
さらに、ご自身でできる改善方法やストレッチ、そして当店のロルフィング®︎全身改善コースが慢性的な疲労感を改善できる理由についてもご紹介します。
慢性的な疲労感、その原因は一つじゃない
疲労は、本来、休息を促し身体の回復を図るための正常な生体反応です。
しかし、十分な休息をとっても回復しない、あるいは原因がはっきりしない疲労感が長期間続く場合、「慢性的な疲労感」として様々な要因が考えられます。
- 身体的な疲労: 長時間の労働、運動のしすぎや運動不足、睡眠不足などが直接的な原因となります。
- 精神的な疲労: ストレス、悩み、不安などが原因となり、精神的なエネルギーが消耗します。
- 筋緊張: 長時間の不良姿勢やストレスによる身体の硬直が、筋肉に疲労を蓄積させます。
- 自律神経の乱れ: ストレスや不規則な生活により自律神経のバランスが崩れると、身体の機能調節がうまくいかなくなり、疲労感に繋がります。
- 病気: 鬱病、双極性障害などの精神疾患から、貧血、甲状腺の病気、糖尿病、感染症、慢性疲労症候群など、様々な病気が原因で疲労感が生じることがあります。
このように、慢性的な疲労感は単一の原因ではなく、複数の要因が絡み合って生じることが多いです。特に、筋緊張と自律神経の乱れは、お互いに影響し合いながら疲労感を慢性化させる要因となります。
筋緊張と自律神経の密接な関係性
頑張りすぎている身体と心
私たちの身体は、ストレス(身体的・精神的問わず)を感じると、無意識のうちに筋肉を緊張させます。
これは、危険から身を守るための「闘争・逃走反応」の一部であり、自律神経のうち交感神経が優位になることで引き起こされます。
交感神経が優位になると、心拍数や血圧が上がり、呼吸が速くなり、筋肉が活動しやすいように準備されます。
しかし、ストレスが慢性的に続くと、この交感神経が優位な状態が続き、身体は常に緊張状態から抜け出せなくなります。
これにより、筋肉も持続的に緊張し、硬くなります。
硬くなった筋肉は血行不良を招き、疲労物質が蓄積しやすくなるだけでなく、痛みや凝りといった身体的な不調を引き起こし、これがさらに身体へのストレスとなって、交感神経を刺激するという悪循環が生まれます。
一方、リラックスや休息に関わる副交感神経の働きは低下し、身体を修復したり、エネルギーを回復したりする機能が十分に働かなくなります。
このように、慢性的なストレスや筋緊張は自律神経のバランスを崩し、交感神経が過剰に働き、副交感神経の働きが低下した状態を作り出します。
この状態が続くと、身体は常にアクセルを踏みっぱなしでブレーキが効かないような状態になり、エネルギーを過剰に消耗し、十分に回復できないため、慢性的な疲労感に繋がるのです。
つまり、身体の筋緊張は、単なる物理的な凝りや痛みだけでなく、自律神経のバランスの乱れを示すサインであり、また自律神経の乱れをさらに悪化させる要因ともなり得るのです。
自律神経のバランスに
影響しやすい硬くなる筋肉
全身の筋肉は自律神経の影響を受けますが、特にストレスや姿勢、呼吸などと関連が深く、自律神経のバランスが乱れると硬くなりやすい筋肉、あるいは硬くなることで自律神経に影響を与えやすい筋肉があります。
呼吸に関わる筋肉(横隔膜、斜角筋、大胸筋など):
ストレスや緊張があると呼吸が浅くなり、これらの筋肉が硬くなります。横隔膜は自律神経の調節に重要な役割を持つ迷走神経とも関連が深く、ここが硬くなると自律神経の乱れに繋がることがあります。
斜角筋は首の側面で、交感神経節の近くを通り、硬くなると交感神経を刺激する可能性があります。
首や肩周りの筋肉(僧帽筋、肩甲挙筋、胸鎖乳突筋など):
ストレスや不良姿勢で最も緊張しやすい部位であり、ここが硬くなると血行不良や神経への刺激を通じて自律神経の乱れに影響を与えます。
首周りには自律神経に関わる重要な神経が多く走行しています。
顎周りの筋肉(咬筋、側頭筋など):
ストレスによる歯ぎしりや食いしばりで硬くなりやすく、これも自律神経の乱れと関連が指摘されています。
背骨周りの筋肉と深層筋(脊柱起立筋、多裂筋など):
背骨の近くには自律神経幹が走行しており、これらの筋肉の緊張や背骨の歪みが自律神経に影響を与える可能性があります。
お腹の奥と股関節の筋肉(大腰筋、腸骨筋):
体幹の深部にある股関節屈筋。
ストレスや長時間座ることで短縮・硬化しやすく、姿勢のバランスを崩すだけでなく、自律神経の不調と関連が指摘されることもあります。
これらの筋肉の持続的な緊張は、身体を常に「オン」の状態にさせ、自律神経のバランスを崩すことで、慢性的な疲労感を招く要因となるのです。
慢性的な疲労感を改善するための方法
慢性的な疲労感を改善するためには、原因となっている身体的・精神的なストレスを減らし、筋緊張を和らげ、自律神経のバランスを整えるためのアプローチが重要です。
- 十分な睡眠と規則正しい生活: 身体と脳の回復には十分な睡眠が不可欠です。毎日決まった時間に寝起きする習慣をつけましょう。
- ストレス管理: ストレスの原因を特定し、リラクゼーション、趣味、マインドフルネス、深呼吸などでストレスを解消する時間を作ります。
- 適度な運動: 全身の血行促進、筋力維持、ストレス解消に効果的です。ウォーキングや軽いジョギング、ストレッチなど、無理のない範囲で行います。
- バランスの取れた食事と水分補給: 栄養バランスの良い食事と十分な水分補給は、身体の機能を正常に保つために重要です。
- 身体を温める: 入浴や温湿布などで身体、特に首や肩、背中、お腹周りを温め、血行を促進しリラックス効果を高めます。
- 休憩をこまめにとる: 長時間同じ姿勢を続けたり、集中して作業したりする間に、意識的に休憩を挟み、身体を軽く動かしたりストレッチを行ったりします。
筋緊張を和らげるストレッチ
硬くなっている筋肉を優しく伸ばし、リラックス効果を高めます。
疲労感は肩こりや背中の硬さが改善されると軽くなるケースが多いです。。
画像を参考に、凝っていると感じる部位を、30秒~1分ほど、気持ちの良いストレッチングを行ってみてください。
肩こり/首こりのセルフストレッチ:
肩を押し下げながら行うのがポイントです
首こりのセルフストレッチ:
左右に頭を動かすと、片側のみ伸ばせます
胸を開くセルフストレッチ:
胸を前に突き出すようにします
猫背をなおす脇のセルフストレッチ:
体を横方向に大きく倒すのがポイントです
肩のセルフストレッチ:
肩をすくめない事がポイントです。
背骨を捻るセルフストレッチ:
背骨を丸める方法と背骨を立てる方法、どちらもおすすめです
背中と肩甲骨内側を緩めるセルフストレッチ:
膝を掴んだまま、背中を強く後側方に丸めるのがポイントです
これらのセルフケアを行っても改善が見られない場合や、症状が重い場合は、医療機関を受診したり、専門家のサポートを受けることをお勧めします。
当店のロルフィング®︎全身改善コースで
慢性的な疲労感が改善できる理由
慢性的な疲労感の原因が、筋緊張や不良姿勢、自律神経の乱れといった身体の構造や機能の不均衡に関連する場合、当店の「ロルフィング®︎全身改善コース」はこれらの根本原因に働きかけ、症状の改善に大変有効です。
ロルフィングは、身体を覆う筋膜のネットワークを解放し、骨格構造を重力に対してより効率的に機能するよう整えていくボディワークです。身体の不必要な緊張を取り除き、全身のバランスを整えることで、慢性疲労からの解放を目指します。
当店のロルフィング®︎全身改善コースで慢性的な疲労感が改善できる主な理由は以下の通りです。
1,全身の慢性的な筋緊張を解放し、身体の負担を軽減:
慢性的な疲労感の大きな原因である全身の筋緊張に対し、ロルフィングは独特の深いタッチを用いて、表層から深層まで、全身の筋膜や筋肉の硬さ、癒着を解放します。
特に、自律神経のバランスに関わる首や肩、呼吸筋、背骨周り、骨盤底筋、大腰筋といった筋肉の緊張を和らげることで、身体にかかる不必要な物理的なストレスを大幅に軽減し、疲労の蓄積を防ぎます。
2,自律神経のバランスを整えるサポート:
ロルフィングによる筋膜や筋肉へのアプローチは、身体に深いリラクゼーションをもたらし、副交感神経の働きを活性化するよう働きかけます。
これにより、交感神経優位な状態から抜け出しやすくなり、自律神経のバランスが整い、身体の回復力が高まり、疲労感が軽減されることが期待できます。
特に、呼吸に関わる筋肉や、自律神経節の近くを走行する筋肉へのアプローチは、自律神経の調節に良い影響を与える可能性があります。
3,不良姿勢を改善し、エネルギー効率の良い身体を作る:
猫背や反り腰といった不良姿勢は、身体を支えるために常に余計なエネルギーを消耗させ、疲労感を増大させます。
ロルフィング®︎全身改善コースは、全身の構造的なバランスを整え、重力に対してより効率的に、楽に身体を支え、動かせるようにサポートします。身体の使い方が効率的になることで、無駄なエネルギー消費が減り、疲労を感じにくくなります。
4,呼吸を改善し、身体への酸素供給を高める:
ストレスや不良姿勢は呼吸を浅くし、身体への酸素供給を低下させ、疲労感を招くことがあります。
ロルフィングでは、胸郭や横隔膜周囲の筋膜を解放し、深い呼吸ができるようにサポートします。呼吸が深まることで、身体への酸素供給が高まり、エネルギーレベルの向上に繋がります。
5,身体への気づきを高め、自己管理能力を向上:
セッションを通してご自身の身体の感覚への意識を高めることで、疲労や緊張が溜まる前に気づけるようになったり、身体に負担のかかる習慣を改善したりする能力が向上します。これにより、慢性疲労の再発予防にも繋がります。
慢性的な疲労感は、身体と心の両面からのアプローチが必要です。
特に、身体の構造的な不均衡や慢性的な筋緊張が原因となっている場合、それらを根本から改善することが、疲労感からの解放への鍵となります。
長引く慢性的な疲労感にお悩みでしたら、ぜひ一度当店のロルフィング®︎全身改善コースにご相談ください。
専門家があなたの身体の状態を丁寧に評価し、エネルギー溢れる快適な毎日を取り戻すための道のりをサポートいたします。
コース詳細ページ


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