2025.09.24

【四十肩・五十肩と肩こりの違い】その腕の痛み、ただのコリ？北浦和の整体院が徹底解説

北浦和にお住まいの、40代、50代、そしてそれ以上の世代のあなたへ。

こんにちは！
北浦和で肩こりの改善を得意としている筋膜リリース整体-北浦和肩こり専門整体院-院長のTatsuです。

「最近、どうも肩の調子が悪い。腕が上がりにくいし、ズキっと痛むことがある…」「いつもの肩こりが、ちょっとひどくなっただけだろう…」「まあ、もう若くないし、歳のせいかな…」

もしあなたが、肩に感じるその不調を、そんな風にいつもの**「肩こり」の延長線上として、あるいは「年齢のせい」**として、片付けようとしているのなら、どうかこの記事を最後まで真剣にお読みください。

その痛みは、もしかしたら、あなたが思っているような生易しいものではないかもしれません。それは、「肩こり」とは全くの別物である、**「四十肩・五十肩」**という、放置すると深刻な後遺症を残しかねない、**肩関節の“病気”**のサインである可能性が高いのです。

こんにちは。北浦和肩こり専門整体院です。この記事では、この二つを混同し、間違った対処法で症状を悪化させてしまう方を一人でも減らすため、私たち専門家が、「肩こり」と「四十肩・五十肩」の決定的な違いを、あらゆる角度から徹底的に解説します。あなたの肩の痛みの正体を突き止め、正しい対処法へと導くための「診断ガイド」として、ぜひご活用ください。

第1章：「肩こり」と「四十肩・五十肩」- 似ているようで、本質は全くの別物！

まず、大前提として、この二つは原因も、問題が起きている場所も、全く異なります。

●「肩こり」とは？

原因： 主に筋肉の疲労や、長時間の同じ姿勢、ストレスによる血行不良が原因です。筋肉が硬直し、重だるさや鈍い痛みを感じる状態を指します。
問題の場所： 首筋から肩、背中にかけての**「筋肉」**そのものが問題の中心です。

●「四十肩・五十肩」とは？

正式名称：肩関節周囲炎（かたかんせつしゅういえん） 40代、50代で発症することが多いため、一般的にこう呼ばれますが、これは俗称であり、医学的には「肩関節周囲炎」という**“炎症性疾患”、つまり“病気”**です。
原因： 加齢などに伴い、肩関節を構成する骨、軟骨、靭帯、腱、関節包（関節を包む袋）といった組織が、炎症を起こしている状態です。明確な原因は不明なことも多いですが、デスクワークの肩こりとは発生メカニズムが根本的に異なります。
問題の場所： 筋肉だけでなく、**「肩関節」**そのものと、その周辺組織全体が問題の中心です。

第2章：一目瞭然！セルフチェックで見極める「決定的な違い」比較表

「じゃあ、私のこの痛みはどっちなの？」…その疑問に答えるため、ご自身の症状と照らし合わせながらチェックできる、分かりやすい比較表をご用意しました。

項目	ただの「肩こり」	「四十肩・五十肩」の可能性・大
痛みの場所	首筋〜肩〜背中にかけての広い範囲が重だるい	肩関節そのもの、腕の付け根あたりがピンポイントで痛む
痛みの種類	ズーンとした重さ、鈍い痛み	ズキズキ、ジンジンとした鋭い痛み（特に初期）、動かした時の激痛
腕の動き（可動域）	痛みや重さはあるが、腕は一通り上がる・回せる	明らかな制限がある。特定の方向に腕が上がらない、回せない
夜間の痛み	ほとんどない	多い。じっとしていても痛く、痛みで夜中に目が覚めることがある
他人に動かされた時	他人が動かせば、ある程度スムーズに動く	他人が動かそうとしても、激痛が走り、固まって動かせない

いかがでしたか？もし、あなたの症状が右側の「四十肩・五十肩」の項目に多く当てはまるなら、今すぐ対処法を見直す必要があります。

第3章：放置が一番危険！四十肩・五十肩がたどる、3つの進行プロセス

四十肩・五十肩の最も恐ろしい点は、時間と共にその病態が変化していくことです。そして、各段階で「やるべきこと」と「絶対にやってはいけないこと」が真逆になるため、正しい知識が不可欠です。

フェーズ①：炎症期（急性期）- “燃え盛る炎”の時期

期間： 発症から数週間〜数ヶ月
症状： 何もしていなくてもズキズキと激しく痛む**「安静時痛」や、夜中に痛みで目が覚める「夜間痛」**が最大の特徴です。この時期は、肩関節がまさに火事を起こしているような状態です。
【絶対NGなこと】
- 無理に動かす、ストレッチする： 燃え盛る炎に油を注ぐようなもの。炎症を悪化させます。
- 温める： 血行が良くなることで、炎症がさらに広がります。
- 強く揉む： 炎症部位を刺激し、損傷を拡大させます。
【やるべきこと】
- **安静第一。三角巾などで腕を吊り、負担をかけないようにします。痛みが強い場合は、温めるのではなく「冷やす（アイシング）」**のが正解です。

フェーズ②：拘縮期（慢性期）- “凍りつく氷”の時期

期間： 数ヶ月〜1年程度
症状： 燃えるような激しい痛みは少しずつ和らいできます。しかし、その代償として、炎症によって傷ついた組織が癒着し、**肩関節がガチガチに固まって動かなくなる「拘縮（こうしゅく）」**が始まります。
- 「髪が結えない」
- 「エプロンの紐が背中で結べない」
- 「車の後部座席のものが取れない」
- 「電車のつり革が持てない」といった、日常生活における具体的な動作困難が顕著になります。
【やるべきこと】
- この時期に**「痛いから」と全く動かさないでいると、関節がそのまま固まってしまい、腕が一生上がらなくなる**リスクがあります。専門家の指導のもと、**痛みのない範囲で、積極的に動かしていく「運動療法」**を開始する、非常に重要な時期です。

フェーズ③：回復期（解氷期）- “氷が溶け出す”時期

期間： 数ヶ月〜1年以上かかることも
症状： 固まっていた関節の動きが、まるで凍った氷が少しずつ溶けていくように、ゆっくりと改善していきます。
【やるべきこと】
- 焦らず、諦めず、根気強くリハビリを続け、正常な可動域を完全に取り戻していく時期です。

第4章：北浦和の整体院は、各フェーズでどうアプローチできるのか？

「じゃあ、整体院に行ってもいいの？」という疑問にお答えします。はい、ただし、各フェーズの特性を熟知した、専門的な整体院であれば、あなたの回復を力強くサポートできます。

【炎症期のサポート】 私たちは、炎症を起こしている肩関節に直接的な刺激を与えることは絶対にしません。その代わり、肩に負担をかけている根本原因、例えば首や背中、骨盤の歪みを調整します。全身のバランスを整え、肩周りの血流を遠隔から改善することで、炎症物質の排出を促し、回復を早める土台を作ります。
【拘縮期のサポート】 ここからが私たちの腕の見せ所です。自己流のリハビリでは、どこまで動かしていいのか分からず、かえって痛めてしまうリスクがあります。私たちは、あなたの体の声を聞きながら、**安全な範囲を正確に見極め、固まった関節の動きをミリ単位で引き出す「関節モビライゼーション」**や、癒着した筋膜を剥がす専門的なアプローチを行います。痛みを最小限に抑えながら、効果的に可動域を改善させていきます。
【回復期のサポート】 可動域が戻ってきたら、再発防止のための総仕上げです。正しい肩の使い方、肩甲骨の動かし方などを体に再教育し、二度と四十肩・五十肩を繰り返さない、しなやかで強い体作りを最後までサポートします。